2013年1月31日木曜日

くにたち市民協働型農園の会 たちあげます

今私は、国立市の『農業・農地を活かしたまちづくり事業』で、体験農園のモデル農園づくりのプロジェクトに関わっています。

本来体験農園は、農地を持っている方が開設者となり参加者を募り実施する、というものです。
私たちがつくろうとしている体験農園は、農家さんや市民(市民農園やコミュニティガーデン運営者)が団体をつくり、農家(地主)さんから農地を借り受け、体験農園を開設・運営していくという新しい形をとるのです。
この方法について、都からも認めていただき、ようやく開設にむけて動き出しました。

この事業は、梨園だった農地が農家さんの高齢化で続けることができなくなり、それでも何とか農地として活用していけないか、という農家さんの深い思いに支えられています。

団体向けの体験農園と体験田んぼをつくります。
体験農園は、
例えば企業の厚生福利施設として。
例えば マンションの交流施設として。
例えばしょうがいしゃの方たちの畑として。
体験田んぼは、
田んぼをつくるところから、全ての行程と食べるところまで。

まだまだ詳細は決まっていませんが、田んぼづくりとじゃがいも植えを含む農園祭の日程は決まりました。
3月23日(土)予備日24日(日)10時〜
インター近くにある体験農園になる場所です。崖線の緑がきれいなところです。
施設整備もこれから。事務所やバイオトイレ、ビニールハウスもできます。

体験田んぼになるところです。左下の小石が見えるところが用水です。実測中。
是非予定に入れておいてください。


ONE PIECE

マンガは好き。

逢坂みえこさんの『プロチチ』なんか、へたな心理学の本よりジンとくる。
こころにしみるマンガってあるのだ。だから、結構読んでいる方だと思う。
でも、ONE PIECEはねえ…。

テレビアニメがあり映画があり、凄く人気があるのはわかっていたけれど、この天の邪鬼の性格が読もうという気をおこさせなかった。
メジャーだもんね。

ところが、畑の家にきているIくんから薦められた。
大学生のRさんも面白いと言った。
まあ、何事も経験ですよね。
知らないであれこれ言えないもんね。
Iくんが、自分が持っているONE PIECEを持って来てくれた。
そりゃあ読まなきゃ、ですよね。

8巻まで一気に読んだ。
驚いた。
ものすごく真っすぐなメッセージ。
無謀とも思える夢を抱き、とてもお利口とは言い難いやり方で、仲間とともに生きて行こうとする。
12巻に行くまでにちょっと泣きますよ、といわれ、まんまと泣いてしまった。
現在25巻目。

時々、絵についていけなくなって、しばらく休みながら読み続けている。
読みながら、テレビサイズより映画で見てみたいと思うのは至極当然だろうなあ、なんて思う。

それにつけても。
薦めてくれた二人は本当によくストーリーを覚えている。
私が、あそこがさあ、と話しをむけると直ぐに反応してくれる。
若いからか?などという話しもしたけれど、やっぱりONE PIECEに力があるみたい。

食わず嫌いはダメ、ということをまたもや学んだ。

2013年1月17日木曜日

阪神大震災から18年

今朝は寒い寒い朝だった。
残った雪が凍結し、もちろんみんな畑も凍結状態。

あの日もこんな寒い日だったか!?
あれから18年経ったのだなあ。

震えながらNHKを見続けていたっけ。
何ができるか、なんて最初は考えていなかったと思う。
なぜこんなことが。という信じられない思いのほうが先立ったかもしれない。

数日して、避難所にいる人たちはどうしているのだろう、と考え始めた。
水も十分にはないだろう。
赤ちゃんは?
そう考え始めたら、ミルクは?おむつは?と気になり始めた。
そうだ、集めればいいんだ。
そう思って、模造紙に書いて保育園に貼らせてもらった。
普通のミルク、アレルギー対応ミルク、各サイズの紙おむつ、ウエットティッシュ、コットン、使い捨てカイロなど等。
あれやこれやではなくて指定した。
お母さんたちがすぐに反応してくれた。
あっと言う間にたくさんの物資が集まったのだった。
それを、支援に入っているお医者さんたちの団体に送った。
あの時は、支援品でも送料に援助がなくて、その費用にビックリしたのを思い出す。
その後はお金を集めて送ったっけ。

あの頃保育園に通っていた子が今は働いている。
そんな時間が過ぎたのだ。


今朝。
NHKの「あさいち」を見た。

どんな苦しい状況になっても、やはり、隣りに誰かがいてくれることが大きな支えになる、と実感した。
隣りにいる、ということもだけれど、居続けることが大切なんだろうな。

私は。
畑の家を続けている意味はそこにある。
『隣る人』の上映会を企画したのもそんな思いから。
せめて隣りに居続けたい。

2013年1月15日火曜日

隣る人 ありがたいこと



隣る人を観に行きたいんだけど、と電話があった。
聞くと、私の知人が声をかけてくれたとのこと。
嬉しかった。
氣持ちがつながっていく。

上映日まであと少し。
少しでも多くの人たちにつながるようにあとひと頑張り。
観に来て欲しい〜!

雪のあと

成人の日前後に降る雪が、情緒的な風情がないのは今までも経験してきた。
それにしても、ですよ。

 菜っ葉類は雪の下。
ブロッコリーは雪の重さに倒れ、畑の入口の木の枝は折れてしまった。
自然にはかなわない。

農家さんたちは、天の采配と折り合いをつけながら、時には全滅を受け入れ、時にはそれでも芽吹く喜びを得るのだろう。

折れた枝は切り落とした。
ブロッコリーは…。
きっと生き残ってくれる、と信じている。
雪や風というリスクを回避するために温室で育てる方法もある。
でも私は、野菜たちもまた、自分を活かすために必死で知恵を働かせる、と思っている。


だから、みんな畑の野菜たちは、その野菜本来の味がする。
なんて。
親ばか、かな。



2013年1月10日木曜日

隣る人 いよいよ上映会が迫ってきました!

上映会が迫ってきました。

児童養護施設の日常を追ったドキュメンタリーなせいか、なかなか観てくださる方が増えません。
重い映画、と感じられるのでしょうか。
想いがこもった映画だと思うのだけれど。

映画では、まるで兄弟喧嘩のように保育士さんを取り合ったり。
やさぐれて悪態をつくのをしこたま叱られたり。
どこにでもあるような日常が垣間見えます。

様々な事情で、親と一緒に暮らすことができないこどもたちが、保育士さんたちとの生活で何を感じて生きていくのか。

自分たちは、こどもたちの隣りにいるのか。
いつづけようとしているのか。
簡単に答えは見つからないし、明るい未来だけがあるわけでもない。

それでも、多くの方に観ていただきたいのです。


私たちはこどもだったはずだから。
そしておとなになってきたはずだから。

上映会は 1月19日(土) 15:30- / 19:00- 2回上映 (開場は30分前)
     くにたち福祉会館大ホール
     前売り 1000円(高校生以上)/ 当日 1200円
     問合せ・申込みは tonaruhito_kunitachi@yahoo.co.jp
     主催  隣る人@くにたち

お申し込みお待ちしています。
 

あけてしまった、おめでとう

寒中お見舞い申し上げます。

2011年は、深く心に残ることがあった年でした。
2012年は、自分自身の心のたてなおし?も含め、それまで続けてきたことを止めないこと、つながってきた人たちや、新たにつながるであろう人たちと、誠実につながっていくこと、せめてそれを大事に、と思ってきました。

みんな畑のこと、畑の家のこと、やぼろじのこと、市の事業のこと。
追われるような毎日でしたが、たくさんの方たちに助けていただいて、楽しく終わることができました。

ほんとうに有難く、感謝あるのみ、です。

今年は充実と挑戦と。
どうかよろしくお願いします。

すがいまゆみ