2016年8月25日木曜日

継続は力?

お久しぶりです。
気がついたら一年以上更新していなかったんですね。
でも、奇しくも「おかえりなさいのごはんやさん」が最終更新だったとは!


「おかえりなさいのごはんやさん」を始めて一年が過ぎました。
当初「こども食堂」ですよね、と言われることも多かったのですが、今はちゃんと「おかえりなさいのごはんやさん」といっていただいています。
貧困層といわれる子どもたちだけを対称にしていません。
誰でも来ることができて、ただ食事を取りにくるだけではないところ。
放課後居場所と地域の茶の間として、学校でも家庭でもないところに関係性をつくり、お互いを気遣い、助け合っていけたら。
そんな思いで始めたのですが、地域の課題が随分見えてくるようになってきました。

経済的なこと、教育のこと、親子関係、しょうがい、疾病、外国にルーツがある等など、複層的な課題を抱え、この地域で生きている人たちがいるのに、支援の狭間にいらっしゃるというか、制度からこぼれていて具体的な支援がなされていない方たちが確実にいる、ということ。   

例えば。
夫のパワハラから離れ、ようやく安心して生活できるようになったのに、正規の仕事が地元に見つけられず、電車に乗って働きに行っても、時給での給料は子ども二人を育てるにはかなり厳しい金額にしかならず、しかも学童にいける年齢を越すと途端に放課後の子どもの生活が困る、ということ。
  
例えば。
お連れ合いを亡くし一人になったものの、地域での暮らしがままならず、居場所を求める高齢者の方たちがいらっしゃるということ。

そんな現場にいて嬉しいことは、人と人がつながっていくということ。
あの人を誘いたい。
あの子を連れてきていい?
そんな思いで、新しいひととつながっていくのです。

継続は力。
参加される方たちから力をいただいています。

2015年1月19日月曜日

おかえりなさいのごはんやさん

畑の家という居場所の活動をしていて痛切に感じるのが、家族を超える関係を地域の中につくる、ということ。

「同じ釜の飯を食う」ということが、大きな役割を果たせるような気がしてならない。


寂しく親を待たなくても。
一人で食事をしなくても。
年齢も国籍もしょうがいも状況も、そんなことは関係なく。
おかえりなさい、ただいま、と言い合える関係で。
つましくも、一緒に食事をつくり、温かく食べられる。
そんなところをつくりたい。

そんなことを妄想し、どうしたら事業化できるだろうか考えている。
それを、少しづつ話し始めたら、またいろんな人に出会えるようになってきた。

たくさん考える。たくさんたくさん妄想する。

そして。
始める。







2014年12月15日月曜日

きちんとします

きちんとします。
ホントです。

って、一年以上書いてなかったから信用されないかもしれませんが。書くこと、頑張ります。


まずは報告から。
【コミュニティガーデン みんな畑 】
「野の暮らし」の活動の原点「みんな畑」は、この秋から、生ごみの堆肥化をはかっています。

やぼろじ内にある、やまもりカフェの調理で出てくる野菜くずを中心にした生ごみと、富士見台にあるくにたち野菜直売所「とれたの」の野菜くずを畑に投入し、堆肥化し、菌がいっぱいのふかふかの畑で野菜をつくっています。

もともと、無農薬無化学肥料で野菜を栽培していましたが、ごみ減量と菌ちゃん野菜でおなかの中から元気にしていく、という試みを始めたのです。

6月に行った菌ちゃん先生こと吉田俊道さんの講演会をきっかけに、みんな畑に参加してくださっている方たちの力によるところが大きく、感謝感謝。

「みんな畑」のFacebookも始めています。
https://wwhttps://www.facebook.com/pages/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E7%95%91/747929175299204



【畑の家】
居場所「畑の家」。

始めた時に中学生だった人たちも、もう成人を過ぎました。
否応なく、働くということがのしかかってきています。
バイトから正職員になった人、パートで働いている人、自分の特技(好きなこと)が仕事になった人、そんな人もいます。
けれど、働くまでには時間がかかる人たちもいます。

居場所としての場を大切にしながらも、中間就労支援にも力をいれていき、行政との連携も見据えていきたいと考えています。

そして、丁寧なものづくりへの指向も考えて、木工や羊毛紡ぎなどへのチャレンジもおこなっています。
ま、羊のアマエルを飼ってるしね。

こちらもFacebookつくりました。
https://www.facebook.com/pages/%E7%95%91%E3%81%AE%E5%AE%B6/1558237571062726

2013年5月6日月曜日

思い出す


4月5月は、母と父を亡くした月。
だから、なんとなく、母や父を思い出す。

偉丈夫でハンサムだった父。
私はこどものころ、父のことが大嫌いだった。
信念の人で、その信念のせいでこんなにいじめられるのだと思っていた。
お腹が痛くて痛くて学校になんか行きたくないのに、病院へ連れて行かれ、
どこも悪い所はないから、と学校へ行かされた。
行きたくなかった。学校なんか。

死ねばいいのに。
そんなことばかりを考えていた。

少し父への感情が変化してきたのは、中学生を過ぎてから。

高校生になって、母に、どうして父と結婚したのか、と聞いた。
母も私と同じく、父の信念の犠牲になったと思っていたのかも知れない。
そうしたら、好きだったから、と実にあっけらかんと答えられた。
自分が父を選んだのだと。
母が父より年上なこと、父の仕事に対することなどで、双方の親たちに反対され、
駆け落ちしたのだといった。

へんな気分だった。
父と母の間に恋愛というものがあったこと。
二人が自分で決めて生きてきたこと。

犠牲になんかなってないよ、そう言った。

私が東京へ行き、仕事を始めた頃、母の手術で呼び戻された。
父は、入院している母の病室には入らず、廊下で本を読んでいた。

病院にきてるとに、いっちょん部屋に入ってこん。
母は不満顔だった。


それから母は入退院を繰り返した。
その間に私はこどもを産んだ。
母は病気の身体で、私と産まれたばかりのこどもの生活を支えてくれた。
一ヵ月後。
父は、東京に出張のついでがあったから、と、母と箱根に泊まり二人一緒に長崎へと帰っていった。

それから10ヵ月後に母は亡くなった。
私は毎日母にはがきを送ったけれど、母の癌に気がつかないだめな娘だった。
母が亡くなって、あの本ばかり読んでいた廊下で、実は父は本など読んでいなかったのではないか、と気がつくバカな娘だった。

ハンサムな父に、美人と結婚してくれていれば私は美人に生まれたのに、と言ったことがあった。

そしたらお前は生まれとらん。
一言で片付けられた。

父と母。
二人の間に私は生まれた。

死ぬために生きることを教えてくれた二人。
ありがとね。

毛刈り顛末記

4月28日。やぼろじのガーデンパーティに合わせアマエルの毛刈りをしました。

アマエルの小屋前を臨時駐輪場にしましたが、そこも溢れていたようで、みなさまにご迷惑やご不便をおかけしたことと思います。
申し訳ありませんでした。
それにも関わらず優しく見守っていただき、感謝!です。
ありがとうございました。

そして、みんな畑でフェルトのワークショップをしてくださったR.ECHOさんありがとうございました!
こどもも大人も色とりどりにつくりましたね。

さて、初めての毛刈り。
プロを呼ぶのは(お金があれば)簡単だけど、農的生活をおくるには自分で出来た方がよいから、素人毛刈りをしようと決めたのです。
ヒツジ用バリカンは8万くらいするし、明峯かあさんの北海道のお友だちは、ふつうのハサミでも大丈夫とおっしゃったとかで、ハサミを研いで準備してはしていたものの。
したことないことだから。
やっぱり、ね。
最初にアマエルを押さえるとき、山根かずきバンドのベース福成優さんが押さえてくださいました。
福成さんは、バンドの傍らノイフランクでお勤め。
だから誰かが、
ソーセージにしないでよ、と。
うちは、牛と豚しか使ってませんから、との返答。
そこへ明峯かあさんが、
ヒツジの腸を使ってるんでしょ、って。
こらー、こどももいるのになにブラックな話してるんだよ〜。

そこへ微かに太鼓の音が。
太鼓を聞きたいんだ〜、と福成さん退場。
そしたらちょうど良い具合に、本来の助っ人加藤萌美さん登場。
牧場で働き、毛刈りもしたことあるだけに、一人でアマエルを押さえ…。
そして飛び入り参加してくださった田中和歌子さんと明峯かあさん、すがいの3人でハサミでチョキチョキ。
油が多くて少しづつしか進まない!
皮膚を切りそうで恐い!
でも切らなきゃ!

刈ったの持っていこうか? と小野円さん。
写真を撮ってくれている小林未央さん、ながはらゆうこさんが垣間見えた。
知っている方たちの顔も見え隠れ。
にっこり笑って返事。なんかできないよ〜。
ごめんね。

そうして1時間20分。
一大事業は幕を閉じたのでありました。
刈った毛はおよそ3キロ程。
アマエルは、山羊のような面持ちになったのであります。

来年3月に毛刈りの講習会があるから、と加藤さんが教えてくださった。
その講習会を受けると、女一人でも毛刈りができるらしい。
毛刈り前

毛刈り後。ぶしゅん!
と、いうことで、来年私はその講習を受け、また皆さんの力を借りて、30分で毛を刈る、ということに挑戦致します。


刈り取られた毛は、これからの作業。
それはまた別の日に。

2013年4月24日水曜日

ひつじちゃんブローチづくり

やぼろじのガーデンパーティが4月28日(日)10時〜16時開催されます。

野の暮らしは、みんな畑で、
植村良子(R.ECHO)さんの「羊ちゃんブローチづくり」ワークショップが行われます。

*フェルトボールヘアゴム作り 500円
羊毛からフェルトボールを2個作り、穴を開けてゴムを通しヘアゴム作ります。
小さいお子さんから作れます。
ハンドタオルお持ちください。

*羊ちゃんブローチ作り 1個500円
絵本などから羊ちゃんの絵を選び、フェルティングニードルで羊毛から羊ちゃんを作ります。
ゴムを付ければヘアゴムにも出来ます。
お子さんはニードルで指をさす場合があるので大人の方だけ。
絵本の用意ありますが、作りたい羊ちゃんの絵があったらお持ちください。

残念ながら 今回のフェルトは、未だアマエルの毛ではありません。
ワークショップの傍らで、13時からはアマエルの毛刈りも行います。

ぜひ遊びにきてください。

いよいよ毛刈りなのだ

背中にファスナーがあって、その時が来たら脱いでスッキリ。
なんてことがあったら面白いかもしれないのに。

でも。そうはいかないようなので。
毛刈りします。
素人毛刈りです。

4月28日(日)13時ころから開始します。

この日は、やぼろじのガーデンパーティ。
野の暮らしは、みんな畑で、午前中からR.ECHOさんの「ひつじちゃんブローチづくり」「フェルト玉髪飾りづくり」(詳細別項)のワークショップと、絵のうつわさんが「アマエル写生大会」を行っています。

そして13時から毛刈りです。

毛のあるアマエル、毛のないアマエル。
どんなことになるのやら。

来てね〜!