2012年7月3日火曜日

フィールドへ

私はよく国立市役所へ行く。
まあ用事があるからなのだけれど。
そして周囲を何となく眺めてしまう。
癖ってやつ。

グリーンカーテン、太陽光発電量を示すパネル、職員のポロシャツ。
節電対策のあれこれが見える。
先々月だったか、総務課の方から節電対策について説明を聞いた。
昨年度の実践を。

蛍光灯引き抜き、消灯、LEDランプの導入、市庁舎窓ガラスの日射遮蔽フィルム貼付、冷房運転基準の見直し、空調機器の調整運転、事務室照明スイッチの細分化、窓ガラスへの網カーテン(外気を取り入れるため。網戸じゃないんだなあ)設置、などなど。
本庁舎における節電実施要項をみるとパソコン使用注意に始まって細かく指示が出されている。
そして結果。
昨年7月から9月の効果で見ると。
ピーク電力は昨年比29%削減、使用電力量は30%削減、電気料金は128万3387円削減、CO2排出量は約32t削減だったとか。
そして今年も節電に取組んでいる。

私は原発を必要としない。



白河市で開催された「水俣フォーラム」に出席したとき、水俣の漁師の方が「構造は全く同じ」と憤りを話されていた。
沖縄もまた。薬害エイズにしても。

そこに存在する差別。
それはどこか遠くの話しではなく、現在ただいまの私たちの生活そのものの中に潜んでいる。
そう思って。


原発はいらない。


それは対策としての節電の向こうの、どう生きていくかという哲学の話し。






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