9月22日の土曜日。
畑で作業をしていたら、久しぶりにミツバチの箱を置いているTさんが現れた。
蜜を取るとのこと。
やったー、ラッキー 、てな感じで作業を手伝った。
時期が遅かったのか、板が抜き取れない程に成長していた。
下の方にせり出しているのも蜂の巣。
日本ミツバチに刺されたことはない。
でも一応顔は覆って。
なかなか抜けない板をなんとか取ろうと四苦八苦。
このとき既に巣箱から下に蜜が漏れ始めていた。
そうこうしているうちに何だか聞き慣れない羽音が聞こえてきた。
なに?
辺りを見回す。
確かに聞こえる。
あ!!
スズメバチが2匹!!
ものすごい数の日本ミツバチを恐ろしいとは思わないのに、たった2匹のスズメバチに恐怖を感じた。
じっとみていると。
なんと、日本ミツバチをさらっていってしまった。
そして。
蜜をいただいた。
濃厚なとても美味しい蜜だった。
蜜蝋も。
幸せな気分。
だった。
それから数日後。
巣箱の周りに、まるでストーカーのようにスズメバチが張り付いていた。
そして日本ミツバチの気配が全く無くなってしまったのだった。
そのうち、巣箱の中からもスズメバチが出てくるようになったのを見た。
そうして巣箱を撤去することにした。
なんだか複雑な気持ちでいる。
蜜を取るために巣箱は置かれた。
でも蜜を取ったがために日本ミツバチは全滅した。
スズメバチだって自然界に生きているもの。
弱肉強食、といってしまえばそうなのだけれど。
良いこととと悪いことが 背中あわせに存在している。
畑の中で学んでいる。
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