2013年2月10日日曜日

自分を育てる

先週火曜日。
長男が、「風邪だと思います。仕事休みます。」と鼻をぐしゅぐしゅしながら言った。
長男は、多摩市にある あしたや恊働企画 という事業所で働いている。
電話で欠勤の連絡をし、私は自分の仕事へでかけた。
そして、午後2時過ぎ帰宅すると、「病院へ行ってきました」とのこと。

え〜〜〜〜〜ッ!?
しこたま驚いた。

「二時間も待ちました。待ち時間が長過ぎます。」
「そうかぁ、風邪のシーズンだもんね。まさかインフルエンザじゃないよね?」
「先生に話しました。インフルエンザではなかった。熱もありませんでした。」

と、あれやこれやのやりとりをしてわかったことは。

一人で病院へ行き、診察の受付をし、ひたすら待って、先生に病状を話し、検査をし、お金を払い、処方箋を持って、(病院の近くの薬局へは行かず)駅のロータリーにある薬局へ出かけ、帰宅し、昼食を食べ、薬を飲んで寝ていたら、おかあさんが帰って来て起こされた、ということだった。

こんなのあたりまえじゃん、と言われることかも。
でも私は本当に驚いたし、嬉しかった。

ぜーーーーーーーーーんぶ、ひとりでやったのだ。
そして、本当に彼らしいのは、病院へ行く前にちゃっかり、以前通っていた「くじら工房」に顔を出し、お気に入りの女性に声をかけ、それからおもむろに病院へ行ったということだ。

なんてヤツだ。
しかも熱がないだと?
確かに鼻水は出てるかもしれないけど元気じゃん。

そんなことを話す母に、長男は「明日は雪ですから、木曜日から復帰します。」だと。

親が想像する以上に、こどもは自分で自分を育てているんだ。

追記
嬉しくて関係各位に報告したさ。
本当にいろんな人たちのお陰で育っている、という実感が溢れてきた。
そして、みんな畑に参加している人(くじら工房のボランティアスタッフで長男と顔見知り)と病院で遭遇したこともわかった。
でも二人とも挨拶しただけで話さなかったんだって。
まったく!どちらも人見知りでシャイでいらっしゃるからなぁ。
話しかけてよ〜、と(別々に)言ったら、二人とも何ともいえない笑顔だった。

みんなみんなありがとう。











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