2013年2月12日火曜日

みんな、めんどくさい人じゃん

畑の家の庭に咲く冬咲きクレマチス。
寒い寒いこの時期に花を咲かせている。

「畑の家」を始めてから3年が過ぎた。
最近は、いろんな相談が寄せられるようになってきた。
実際に来る人もいれば、まだまだ顔を出せない人もいる。
でも、この「畑の家」という不思議な空間が必要とされている現実があるのだ。
学校でも家庭でもなく、ましてやフリースクールでもない。
そんな「畑の家」。
働いていても、人と話をしているという実感があるのはここだけ、という人もいる。
ここで初めてトランプをした人もいる。

そんな「畑の家」のこれからのことを数人のメンバーに相談した。
利用するという立場ではなく、支える側に立ち位置を変えてみるというのはどうだろう?

責任は負いたくない。
義務感は嫌だ。

そうだよね。
でも私は知っている。
なんだかんだ言いながら、それでも「その人」が現れたら、話しを聞き、話しをし、優しく対応することを。

苦しさを抱えながら生きてきた人。
当時者性というべきか。
静かに深く共感する、その感じが、相手を素にさせてしまうのだろうと思う。

だって。
めんどくさい人が現れたらどうするんですか?
と言うメンバーに、
大丈夫だよ〜。みんなめんどくさい人じゃん。
と笑って言い放つ。
私が口を挟まなくてもそんな会話になっちゃうんだもん。

「畑の家」以外に、働く場はあるのだろうと思っていた。
ここに通う人たちの力をここで仕事にすれば良いのだ。

学校に行かない、という一見常識から外れたような人生が、だからこそ大切な関係を生みだしていく。






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