2012年4月8日日曜日

おんだし

矢川の流れが段丘崖を下って府中用水や湧水と合流する地点が、おんだしと呼ばれている。
谷保・自転車ツアーの最後は、このおんだしに流れてくる矢川が流れている滝野川学園を予定している。

という訳で、やま森カフェに菜の花や野良ぼう菜を出荷?した後に滝野川学園、矢川緑地
までの自転車散策。

滝野川学園の礼拝に間に合うように行ったつもりが、途中のんびりうろうろしていたら、
礼拝の最後になってしまった。

そっと入っていったら、アグレアブル・ミュゼの妙香さんと石田さんが。
滝野川の礼拝はすごく自由な雰囲気で大好き 、と言っていらしたっけ。

礼拝堂の中には、日本で最古級のピアノやオルガンがある。
礼拝が終わった後、妙香さんがそのピアノで賛美歌を弾いてくださった。

やわらかくて、まるくて、ふかくて、つつまれるような音だった。

その礼拝堂には、 居住されている方たちの働く姿が、ステンドグラスのように描かれていた。

そして、妙香さんたちの後をついて、講堂までいった。
講堂の階段からみあげた桜。
満開。美しかった。

矢川が学園の中から、おんだしの方へと流れていく。






















コンクリートの三面ばりをされていない流れ。
向こう側に高速道路がみえる。

ツアーの中にこの施設をいれたのは、もちろん矢川の美しさと聖三一礼拝堂を見て欲しい、というおもいから。
ただ、しょうがいのあるこどもの親として、『施設』というものには特別の思いがある。

差別ではなくて区別しているだけ、という差別。
そこにいきたいと言ってもいかせてもらえない障壁。

ノーマライゼーションやソーシャルインクルージョンといっても、ほど遠い現実。
けれど、この学園の創設者がただの同情で設立したわけではないことぐらいわかる。

親のほうが多分先に逝くだろうという思いの中で、こどもたちの行く末を考えないひとなどいない。
しょうがいしゃ、と呼ばれるひとたちがこのまちに生きていることをわかってほしい。

さて。
少し、重くなりました。
次回は矢川緑地報告かなー。

柳の新緑が美しかったー!

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