何年前だったか。
用水の掃除をさせてください!と市役所に行ったことがある。
用水組合の方たちの作業が大変なら市民が手伝える仕組みをつくればいいのだ、と思ったから。
でも、それは拙速。
数年かけてようやく市民が手伝えるところまできた。
今日はその予行練習。
協議会委員として参加して草刈り、ゴミ拾いをするのだ。
通水されるのは5月21日。
これから田植え準備で大忙しになる農家の方たちは、今日各地域で一斉に用水そうじをする。
手つかずの自然ならともかく、身近な自然はこうやって維持されてきた。
里山も用水も畑も田んぼも湧水も。
用水そうじが早く終わったから、ママ下湧水の草刈りへと出かけていった。
湿地と湧水。
ここもこの環境を保全するために地道に仕事をされている市民たちがいる。
作業の合間。
雨蛙が声をかけてくれた。
そして、こどもたちが一生懸命遊んでいる。
こどもたちの記憶の箱にこの風景はしまってもらえるだろうか。
水の匂い、風の匂い、草いきれ。
自分の汗の味さえも。
そんな記憶が遠い将来、この風景を守る大きな力になると思うのだ。
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