11月8日、やま森カフェが取引をしている北杜市の農家さんを訪ねた。
畑作業をし、収穫したものでお昼ご飯をつくる、というスケジュールだった。
訪ねた農家さんは、大企業を辞め、新規就農して5年目の方。
女性で、一人で9反ほどの面積で農業をされていた。 ※1反=991.74平方m
畑で一緒に作業しながら、おてんとさまの話しになった。
畑にいると、自分の上には空しかなくて、いつもいつもおてんとさまが見てくれているんだなあ、という感覚と、いつもいつも見られているんだなあ、という感覚があるんですよねえ。
なんとなくわかります。
農業しようと決めたとき、実は得度したんですよ。
そうかあ。
それもなんとなくだけどわかります。
結局、自分の生き方のことなんだよね。
小松菜の畑に生えたシロザを取りながらの会話だった。
家に戻ると玄関のよく見えるところに、家族の連絡先が書いてあった。
聞くと。
一人だから、何かあった時に直ぐに連絡できるように貼ってあるの。
少しにこやかに普通の顔で答えがかえってきた。
本気なんだなあ。
その表情には少しも気負うところはなかった。
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